Adobe Analyticsで動画の同時視聴者数を集計する方法

Adobe Analyticsでビデオ計測を行なっている方で、同時視聴者数を集計したい場合があると思います。メディア同時視聴者パネルを使用すると、同時に何ユーザが視聴しているか把握をすることができます。今回は、同時視聴数を集計するための「メディア同時視聴者パネル」の操作方法について紹介をします。

■「メディアの同時視聴者数」パネルの操作方法

「メディア同時視聴者パネル」は、Adobe Analyticsのワークスペースからアクセスします。

  1. プロジェクトの左パネルから「メディアの同時視聴者数」をドラッグ&ドロップします。
  1. 「シリーズ分類」に、集計をしたい動画についての、ディメンション、ディメンション項目、セグメント、日付範囲等を指定します。
  2. 精度とパネルの要約数値を選択します。
    精度は分、5分、15分、30分、時間、日、週、月、四半期、年から選択できます。
    また、パネルの要約数値は、「最大」「最小」を選択でき、集計結果に最大同時視聴者数と最小同時視聴者数を視覚的に出すことができます。
  3. 「作成」ボタンで、同時視聴者数を集計します。実行結果は以下のようになります。

■「分」ディメンションとの違い

Adobe Analyticsには「分」ディメンションがありますが、「分」ディメンションの場合は再生開始時と再生終了時のみしか視聴者数を集計しませんので、続けて視聴しているユーザを集計したい場合でもその間はカウントがされません。

その点、メディアの同時視聴者数パネルを使用すると、継続して視聴しているユーザをカウントすることができます。

■「メディアの同時視聴者数」の使用例

  •  ピーク時だけでなく継続的にどれくらい視聴しているか見てみたい
  • 定常的に配信している動画で、特定日付で比較して見てみたい
  • デバイス別に同時視聴の傾向を見てみたい
  • 流入元別に同時視聴の傾向を見てみたい
などに使用できます。

■その他制限事項

  •  精度は、分、5分、15分、30分、時間、日、週、月、四半期、年から選択できますが、視覚化できる範囲は1,440行までの制限があります。精度が「分」の場合は、24時間までとなります。
  • メディアの同時視聴者数パネルを使用した集計では、集計単位はセッション数ではなくユニークな訪問者数となります。
  • シリーズの分類は最大10までとなります。
  • 動画計測はハートビート計測である必要があります。

■まとめ

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