Adobe Launchで行うクロスドメイントラッキングの実装方法とその留意点

はじめに 今回はAdobe LaunchでappendVisitorIDsToを使ったクロスドメイントラッキングの実装方法とその留意点をご紹介します。 appendVisitorIDsTo を使ったクロスドメイントラッキングの実装方法 複数のドメインをまたいで訪問者を追跡したい場合に、Safariなどのブラウザーではサードパーティーのクッキーがブロックされているため、追跡できない場合があります。 この問題を解決するには、Visitor.appendVisitorIDsTo(“宛先url”)を実装します。 これにより、ブラウザーがサードパーティークッキーをブロックしていても、IDサービスが複数ドメインにわたってサイト訪問者のExperience Cloud IDを共有し、適切に追跡できます。 appendVisitorIDsToは、アドビに訪問者のIDのリクエストを送信するのではなく、元のドメインから宛先ドメインへのURLリダイレクトのクエリーパラメーターとしてmidが追加されます。 <コードサンプル> var o = document.querySelectorAll(‘a[href*=“www.example.com”]‘); for (var i=0; i

Adobe Target検証用プロファイルスクリプト/オーディエンスの作成

Adobe Targetのアクティビティーの検証のためにQAモードを使用しますが、QAモードが使用できない、オーディエンス条件を満たす条件が作れないなどの場面に遭遇することもあると思います。 そういった場合に、trackEventを使用してプロファイルスクリプトに値を設定することによって任意の条件のオーディエンスを作成する方法を考えました。 1.プロファイルスクリプトを作成 下記のようにmboxのパラメーターを返すようにします。 if (mbox.name == “debug-activity”) { return mbox.param(“value”); } 2.オーディエンスを作成 先程作成したプロファイルスクリプトを参照し、条件として後でtrackEventで渡すvalue値を指定します。   属性:訪問者プロファイル user.debugActivity 条件:等しい(静的値) test1 3.アクティビティーにオーディエンスを指定 作成したオーディエンスを検証するアクティビティーのターゲットに指定します。   属性:訪問者プロファイル user.debugActivity 条件:等しい(静的値) test1 4.検証する環境で、trackEventを実行 Chrome等のjavascriptコンソールで下記を実行します。 adobe.target.trackEvent({ “mbox”: “debug-activity”, “params”: { “value”: “test1” } }); この後、対象のページにアクセスすれば3で作成したアクティビティーのエクスペリエンスをテストできます。 5.最後に 1で作成したプロファイルスクリプトは使い回しができ、2のオーディエンスで比較する文字列と、4で実行するtrackEventのvalue値を変更することで様々なアクティビティーの検証ができるようになります。 Implement DigitalではAdobe Targetの導入・実装・運用を支援するサービスを提供しています。 ご興味がありましたらお問い合わせください。

Adobe Analyticsの計測調査のために役立つ計測項目

はじめに Adobe Analytics計測の実装支援を行うときにはAdobe Analyticsのワークスペースで計測確認がまずセットで発生します。 このとき、問題が生じた際はその切り分けや意図したアクションでデータが取れているかといった検証を行いますが、それらの調査に役立つデータが計測されているかいないかでその精度や効率が変わってきます。   テクニカルコンサルタントとしてこういった業務を対応する上で、これらは欲しいなと思った計測データを上げていきます。 なお、デバッグ用途のみでなく、セグメントやドリルダウン用途でも役立つものもあるかと思います。 もし、計測していなかったり、ページビュー計測以外では取っていないデータ項目があれば、計測追加を検討してみてはいかがでしょうか?   なお、以降の説明では、アクション計測はカスタムリンク計測、離脱リンク計測、ダウンロードリンク計測を総称するものとして呼称します。 ドメイン(FQDN) 「www.implementdigital.com」「www.digitalstacks.net」など、閲覧しているページURLのドメインを計測しておくと、特に複数サイトの計測を1つのレポートスイートで運用しているようなケースでの分析・調査に有用です。 Adobe Analyticsではs.serverという変数があり計測するとサーバーレポートで確認ができるようになりますので、通常はこれを利用するとよいかと思います。 なお、このデータ項目はページビューだけでなくアクション計測でも計測をおすすめします。 そうしておくと、セグメントや仮想レポートスイートを利用した際に、アクション関連のデータもそのセグメントや仮想レポートスイートに紐付けることができるからです。 ページURL(URLパラメーターなし) URLパラメーターありだとワークスペースでのデータ行数が極めて多いケースがあり、そうなると分析や調査がしづらいケースがあります。そのため、URLパラメーターを除去したURLも計測しておくことをおすすめします。   なお、このデータ項目もアクション計測でも計測することを推奨します。 そうしておくと、前出のセグメント、仮想レポートスイートの他、クリックなどを計測している際のアクションが発生したページ情報として利用できるからです。   もちろん、リンククリック計測ではActivity Mapページで対応できるケースも多くあります。ただし、ページスクロールや滞在時間計測(一定時間経過でビーコンを送信)といった、リンククリックを介さない計測だとケアできないこともあります。 よって、これも別途に取っておくと特殊なアクション計測でも発生ページを示すものとして代用ができるようになります。   URLは長くなることがあるのでeVar(最大255バイト)を利用するとよいでしょう。 ページURL(URLパラメーターあり) 昨今だとサイトの機能にURLパラメータを利用するケースは減っているかもしれませんが、流入分析などURLパラメーターを利用した分析を深堀りしたり調査する際にあると便利です。 このデータ項目もページURL(URLパラメーターなし)と同じ理由でアクション計測でも計測することを推奨します。   URLは長くなることがあるのでeVar(最大255バイト)を利用するとよいでしょう。 レポートスイートID 昨今では利用例が減ってきていますが、MST(マルチスイートタギング)をご利用の場合で、特にドメインやURLで動的にそれを変えているケースだとデータの調査やケース分けで役立つことがあります。 ・MSTに関するHELP:複数のスイートタグ付けの実装 | Adobe Analytics   レポートスイートIDは最大40バイトと制約がありますのでpropでも問題ありません。 どちらかというと分析よりデバッグ用途に近い利用が考えられるため、これも計測するのであればアクション計測でも計測することを推奨します。 Adobe Launchプロパティ名 こちらはデバッグ用途の情報です。   複数サイト・複数ページで、異なる複数のAdobe Launchタグを使い分けているケースだと活用できます。 こういった利用形態だとどのプロパティを調整するとこのページの計測を調整できるかがわからなくなることが多々あります。 本来はそうなることは極力避けた方がよいのですが、実際には運用やチーム、導入時期などの理由でこうなってしまうケースもありますし、他人事ではない、というのがテクニカルコンサル業務を対応していると常々思います。   脱線してしまいましたが、これを取るようにしておくと、Adobe Analytics上でどのプロパティで使われているかが把握しやすくなるので、計測調整の一助になります。 また、上のような状況を改善する取り組みの際にも、いきなり戦うのでなくまず現状整理や分析として、計測追加を検討するとよいかと思います。  …

Adobe Analyticsで動画の同時視聴者数を集計する方法

Adobe Analyticsでビデオ計測を行なっている方で、同時視聴者数を集計したい場合があると思います。メディア同時視聴者パネルを使用すると、同時に何ユーザが視聴しているか把握をすることができます。今回は、同時視聴数を集計するための「メディア同時視聴者パネル」の操作方法について紹介をします。 ■「メディアの同時視聴者数」パネルの操作方法 「メディア同時視聴者パネル」は、Adobe Analyticsのワークスペースからアクセスします。 プロジェクトの左パネルから「メディアの同時視聴者数」をドラッグ&ドロップします。 「シリーズ分類」に、集計をしたい動画についての、ディメンション、ディメンション項目、セグメント、日付範囲等を指定します。 精度とパネルの要約数値を選択します。 精度は分、5分、15分、30分、時間、日、週、月、四半期、年から選択できます。 また、パネルの要約数値は、「最大」「最小」を選択でき、集計結果に最大同時視聴者数と最小同時視聴者数を視覚的に出すことができます。 「作成」ボタンで、同時視聴者数を集計します。実行結果は以下のようになります。 ■「分」ディメンションとの違い Adobe Analyticsには「分」ディメンションがありますが、「分」ディメンションの場合は再生開始時と再生終了時のみしか視聴者数を集計しませんので、続けて視聴しているユーザを集計したい場合でもその間はカウントがされません。 その点、メディアの同時視聴者数パネルを使用すると、継続して視聴しているユーザをカウントすることができます。 ■「メディアの同時視聴者数」の使用例  ピーク時だけでなく継続的にどれくらい視聴しているか見てみたい 定常的に配信している動画で、特定日付で比較して見てみたい デバイス別に同時視聴の傾向を見てみたい 流入元別に同時視聴の傾向を見てみたい などに使用できます。 ■その他制限事項  精度は、分、5分、15分、30分、時間、日、週、月、四半期、年から選択できますが、視覚化できる範囲は1,440行までの制限があります。精度が「分」の場合は、24時間までとなります。 メディアの同時視聴者数パネルを使用した集計では、集計単位はセッション数ではなくユニークな訪問者数となります。 シリーズの分類は最大10までとなります。 動画計測はハートビート計測である必要があります。 ■まとめ 動画計測はしているが、同時視聴数は集計できないと思っていた方も多いと思います。一度試してみてください。 Implement DigitalではAdobe Analyticsの分析を支援するサービスを提供しています。 ご興味がありましたらお問い合わせください。

YouTube動画の再生数をAdobe LaunchとAdobe Analyticsで計測する方法

ウェブサイトの計測においてページ内に掲載されたYouTube動画の再生数を計測したいケースがあると思います。本記事ではAdobe Launchを利用してYouTube動画の再生開始数、再生完了数をAdobe Analyticsで計測する方法を紹介していきます。 計測仕様 今回紹介する内容は以下の計測仕様を前提としています。 計測タイミング 動画の再生開始時 動画の再生完了時 計測データ 動画のタイトル 動画の再生開始数 動画の再生完了数 計測変数 eVar11 : 動画のタイトル event11 : 再生開始数 event12 : 再生完了数 前提条件 YouTubeプレーヤーの再生開始、再生完了のタイミングを取得するため、IFrame Player APIを利用します。このためYouTubeプレーヤー埋め込みタグのsrc属性に指定するURLにはクエリーパラメーターenablejsapi=1を指定する必要があります。 YouTube IFrame Player API https://developers.google.com/youtube/iframe_api_reference?hl=ja YouTube IFrame API用Ruleの作成 このRuleではページに埋め込まれたYouTubeプレーヤー埋め込みタグ用のプレーヤーオブジェクトの生成と再生開始、再生終了のステータス変更が通知されるイベント関数(onPlayerStateChange)を定義します。そして再生開始、再生完了のタイミングで、この後に設定するDirect Call用のルール(YouTube_Action)を_satellite.track()により実行することで計測を行います。 以下の内容でRule設定を行います。 Name YouTube_IFrame_API EVENTS Core – DOM Ready ACTIONS Core – Custom Code ACTIONSのCore – Custom Codeの設定は以下の通りです。 またCodeの内容は以下の通りです。 //…

動画で学ぶAdobe Analytics入門 – YouTubeチャンネルの紹介

はじめに 今回はAdobe AnalyticsのYouTubeチャンネルをご紹介します。 Adobe Analyticsやデジタルマーケティングをこれから始める方向けの解説動画です。 Adobe Analyticsの基本から応用までを知るにはちょうどよい内容となっていますので、ぜひご活用ください。 Adobe Analytics入門 ▼プレイリスト https://youtube.com/playlist?list=PLP… 「Web解析概要」編 ①Web解析とは https://www.youtube.com/watch?v=HXIE15qdCGI&list=PLPb9pw8z80aG6Nq73HS5KVYPuTI95O24T&index=1 ②ビジネスゴールとKBO https://www.youtube.com/watch?v=_enNpRhLuBI&list=PLPb9pw8z80aG6Nq73HS5KVYPuTI95O24T&index=2 ③俯瞰分析 https://www.youtube.com/watch?v=y4B4ihRLk18&list=PLPb9pw8z80aG6Nq73HS5KVYPuTI95O24T&index=3 ④Adobe Analyticsの特徴 https://www.youtube.com/watch?v=S-0eZwnla_4&list=PLPb9pw8z80aG6Nq73HS5KVYPuTI95O24T&index=4 「ワークスペースの基本」編 ①ワークスペースとは https://www.youtube.com/watch?v=f6XljvD1AXY&list=PLPb9pw8z80aG6Nq73HS5KVYPuTI95O24T&index=5 ②フリーフォームテーブルの作成 https://www.youtube.com/watch?v=nTjEBalgd4k&list=PLPb9pw8z80aG6Nq73HS5KVYPuTI95O24T&index=6 ③視覚化機能 https://www.youtube.com/watch?v=Hw5_ZI1i2Yg&list=PLPb9pw8z80aG6Nq73HS5KVYPuTI95O24T&index=7 ④計算指標機能 https://www.youtube.com/watch?v=hGGywqgaYqM&list=PLPb9pw8z80aG6Nq73HS5KVYPuTI95O24T&index=8 ⑤日付範囲機能 https://www.youtube.com/watch?v=DXwmuqKt0gE&list=PLPb9pw8z80aG6Nq73HS5KVYPuTI95O24T&index=9 ⑥プロジェクトの共有 https://www.youtube.com/watch?v=CjeBnC02Ejg&list=PLPb9pw8z80aG6Nq73HS5KVYPuTI95O24T&index=10 「セグメントの基本」編 ①セグメントとは https://www.youtube.com/watch?v=ZNemHgQrNeU&list=PLPb9pw8z80aG6Nq73HS5KVYPuTI95O24T&index=11 ②セグメントビルダーの使い方 https://www.youtube.com/watch?v=rJ9KmghgsHc&list=PLPb9pw8z80aG6Nq73HS5KVYPuTI95O24T&index=12 ③セグメントの条件と演算子の使い方 https://www.youtube.com/watch?v=7mtLITUYAOM&list=PLPb9pw8z80aG6Nq73HS5KVYPuTI95O24T&index=13 ④パネルドロップゾーンについて https://www.youtube.com/watch?v=Hh33uTexOSo&list=PLPb9pw8z80aG6Nq73HS5KVYPuTI95O24T&index=14 「Adobe SenseiのAI/ML機能」編 ①異常値検知/貢献度分析/インテリジェントアラート https://www.youtube.com/watch?v=_PAa5c3WDYg&list=PLPb9pw8z80aG6Nq73HS5KVYPuTI95O24T&index=15 ②セグメント比較 https://www.youtube.com/watch?v=2vbeQHVrrBw&list=PLPb9pw8z80aG6Nq73HS5KVYPuTI95O24T&index=16 ③アトリビューション分析 https://www.youtube.com/watch?v=tlWQ-ei7WkM&list=PLPb9pw8z80aG6Nq73HS5KVYPuTI95O24T&index=17 「便利な機能とTips」編 ①クイックインサイトパネル https://www.youtube.com/watch?v=Dtw-U5p1G1M&list=PLPb9pw8z80aG6Nq73HS5KVYPuTI95O24T&index=18 ②モバイルアプリダッシュボード…

ドメイン追加があったときのAdobe Analytics計測の確認ポイント

はじめに 以前はサイトごとにレポートスイート、計測ファイル(AppMesurement.jsやVisitor API.js)あるいは計測タグ(DTM/Adobe Launch)が用意され、個別に運用するパターンが見られました。 ただし、Adobe Analyitcsの機能の充実に伴い、昨今では1つのレポートスイートと1つの計測ファイルあるいは1つの計測タグで複数サイトのAdobe Analytics計測を運用とするケースも増えつつあると感じています。   この運用では、新しいドメインのサイトでのAdobe Analytics計測を始めるときに、既存レポートスイートやタグを利用するため事前作業は個別に準備するよりも少ない労力で対応できます。 反面、既存設定に新しいドメインの情報を盛り込む必要があり、これらが意外と気づきにくいポイントだとも思われました。よって、このような対応下での確認ポイントを本記事にて紹介したいと思います。   なお、本記事で取り上げる内容はお客様独自/個別計測要件は対象外となります。もし、他にもドメイン情報を用いた計測要件がある場合には、合わせてご確認されることをおすすめいたします。 Adobe Analyticsの設定確認 まず、Adobe Analyticsの管理画面での確認ポイントは以下があります。 1. 内部URLフィルター 「あえて登録せず運用する」理由がなければ計測対象ドメインを追加しておくことがほとんどです。ただし、それに反して設定漏れがおきやすく、設定漏れがあると問題が生じ得ます。 一例として、影響が生じるレポートは以下となります。 リファラー 参照ドメイン等のリファラーを利用するレポート マーケティングチャネル(内部URLフィルターを参照するチャネル) これらの流入分析系のレポートにて 未追加のドメインやそのURLが出てしまい数字が増える 意図しないチャネル割り当てが生じる というような影響が出てきます。 よって、追加ドメインが判明次第、対象レポートスイートの本設定を確認し設定する、と早めに対応しておくとよいでしょう。 参考HELP: 内部URLフィルター https://experienceleague.adobe.com/docs/analytics/admin/admin-tools/internal-url-filter-admin.html?lang=ja 2. マーケティングチャネル 特に自社サイト群や関連企業のグループサイトからの相互流入を定義するチャネルがある場合には要確認です。 新ドメインのサイトからの流入あるいはそこからの送客が意図したチャネルに適切に割り当てられる(あるいは意図しないチャネルに割り当られないか)を確認しておくことをおすすめします。 こちらも追加ドメインが判明次第、早めに対象レポートスイートの該当設定を確認しておくとよいでしょう。 参考HELP: Marketing Channel https://experienceleague.adobe.com/docs/analytics/components/marketing-channels/c-getting-started-mchannel.html?lang=ja Adobe Analyticsの計測実装確認 この章では、実際のAdobe Analytics計測を設定しているタグやコード側での確認ポイントを取り上げています。 1. s.linkInternalFilters 離脱リンククリック時に自動的に離脱リンク計測を発生させる設定(s.trackExternalLinks=true)が有効なときに要確認で、この設定値と新しいドメインがマッチしない場合には追加が必要です。 もし追加されていないと、新しいドメインのページにて内部リンクをクリックして次ページに遷移するときに離脱リンク計測が発生してしまう問題が生じます。 参考HELP: s.linkInternalFilters https://experienceleague.adobe.com/docs/analytics/implementation/vars/config-vars/linkinternalfilters.html?lang=ja-JP   Analytics の…

Adobe Targetプロファイルスクリプト命令数エラーを回避する

Adobe Target プロファイルスクリプトの無効化 Adobe Targetのプロファイルスクリプトで、それまで動作していたのにいつの間にか非アクティブになってしまっていたことがありました。 調べてみると繰り返し処理のループ回数が当初より多くなっていたことにより、javascript命令数エラーになっていたので、その際に行った対策を紹介します。 プロファイルスクリプトの一覧で確認すると、ステータスにメッセージとして「属性は自動的に無効化されました : Script XXXXX executed more than 2000 instructions」と表示されています。 原因について プロファイルスクリプトにはjavascript命令が2,000という制限があり、それを超えてしまうと自動的に無効化されてしまいます。 繰り返し処理がある場合などは、当初は動作していたのに、日数が経ったり特殊な条件下で制限を超えてしまう場合があります。 対処方法 new演算子はリテラルにする 例: new Object() -> {} new Array() -> [] Array.push()は使用せず、文字列の結合を使用するarr.push(variable) -> arr += variable + ‘,’ 複雑な処理を別スクリプト化するスクリプト内で生成した変数を使用しない複雑な処理は別スクリプトとして記述し、コード内でuser.get(‘scriptName’)で参照します。別スクリプトでは必要に応じてスクリプトの実行条件やパラメータ参照をメインのスクリプトと同様に記述します。 参考 特定の状況での Target によるプロファイルスクリプトの無効化 https://experienceleague.adobe.com/docs/target/using/audiences/visitor-profiles/profile-parameters.html?lang=ja#section_C0FCB702E60D4576AD1174D39FBBE1A7 ベストプラクティスhttps://experienceleague.adobe.com/docs/target/using/audiences/visitor-profiles/profile-parameters.html?lang=ja#best Implement DigitalではAdobe Targetの導入・実装・運用を支援するサービスを提供しています。 ご興味がありましたらお問い合わせください。

Adobe Analyticsのセグメント比較を使用した分析

Adobe Analyticsでセグメント間の違いを見るけるには非常に時間がかかったり、見逃したりすることがあると思います。今回は、そのセグメント間の違いを自動的に分析するセグメント比較について紹介をします。 セグメント比較とは セグメント比較は、Adobe Analyticsのワークスペースに存在する機能で、セグメント間での違いを、自身がアクセス可能なすべてのディメンション、指標、セグメントを対象に、統計的にかつ自動的に見つけ出してくれる機能です。 セグメント同士を比較してスコアリングし、特性を見つけ出すことを全自動で行いますので、非常に便利な機能です。 セグメント比較の使用方法 では、どのように使用するか説明します。 セグメント比較は、Adobe Analyticsのワークスペースからアクセスします。 プロジェクトの左パネルから「セグメント比較」から行います。 比較したいセグメントをパネルにドラッグ&ドロップします。 2の操作をすると自動的に「他の全員」というセグメントが比較側に設定されます。このセグメントを削除して別のセグメントを設定することもできます。 「作成」ボタンで開始をしますが、事前に比較対象から除外したい不要な指標、ディメンション、セグメントを、除外設定することをおすすめします。自身がアクセス可能な全ての指標、ディメンション、セグメントを対象に比較を行いますので、比較に不要なものまで含まれてきます。 除外設定は、「詳細設定を表示」から行います。除外したい指標、ディメンション、セグメントをドラッグ&ドロップすることで 設定できます。「デフォルトとして設定」をしておくと次回以降この設定がデフォルトになります。 「作成」で自動分析を開始します。実行には数分かかる場合があります。 比較できる項目 セグメント比較では、以下の分析結果を自動的に表示します。 上位指標、上位ディメンション、上位セグメントには差異スコアがあり、差異スコアは0から1の間の値で、0は差異がないことを表し、1は大きな差異があることを意味します。 サイズと重複 母集団の概要 上位指標 セグメント別の経時的な指標 上位ディメンション セグメント別のディメンション項目 上位セグメント セグメントの重複 上位指標、上位ディメンション、上位セグメントには差異スコアがあり、差異スコアは0から1の間の値で、0は差異がないことを表し、1は大きな差異があることを意味します。 以下のような分析結果が自動表示されます。 セグメント比較の使用例 使用例として、以下のようなことができます。 比較セグメント使用例(1) セグメント1:リファラータイプ=検索エンジンのヒット セグメント2:他の全員 検索エンジンからの流入と他の流入との比較によるサイト回遊の違いを分析 比較セグメント使用例(2) セグメント1:Aサイトの訪問者 セグメント2:Bサイトの訪問者 異なるサイトでの流入/回遊/離脱の違いを分析 比較セグメント使用例(3) セグメント1:PCの訪問者 セグメント2:スマホの訪問者 異なるデバイスでの行動の違いを分析 まとめ 実はかなり前にリリースされた機能ですが、使われていない方も多いと思います。一度試してみてください。 Implement DigitalではAdobe Analyticsの分析を支援するサービスを提供しています。 ご興味がありましたらお問い合わせください。

Adobe Launchでクリックした要素の属性情報をAdobe Analyticsで計測する方法

ウェブサイトの計測においてページ内の特定の要素をクリックした数、およびその属性情報を計測したいケースがあると思います。本記事ではAdobe Launchを利用してAdobe Analyticsで計測する方法を紹介していきます。 前提となる計測仕様 今回紹介する内容は以下の計測仕様を前提としています。 計測タイミング class名に「analytics」が含まれているaタグをクリックしたとき 計測データ aタグのhref属性の値 計測変数 eVar10 : href属性の値を設定 event20:クリックした数をカウント Rule名称 Click_a_Tag Ruleの作成 Ruleを作成しNameを指定します。ここでは「Click_a_Tag」を指定しています。 EVENTSの設定 EVENTS>AddをクリックしEvents Configurationを表示します。 Event Typeに「Click」を指定します。 Elements matching the CSS selectorに「a[class*=”analytics”]」を指定しています。 ※これによりclass名に「analytics」が含まれているaタグをクリックしたときにRuleが発火されます。 ACTIONSの設定 ACTIONSには以下3つのActionを追加していきます。 # Extension Action Type 説明 1 Adobe Analytics Set Variables 計測変数に値を設定します。 2 Adobe Analytics Send Beacon カスタムリンク計測を実行します。 3 Adobe Analytics​ Clear Variables 計測変数をクリアします。 ACTIONS>AddをクリックしAction…