Adobe Analyticsのアラート機能によるデータ監視

Adobe Analyticsのアラート機能とは

例えば、あるサイトのページビュー数をAdobe Analytics毎月集計していたとして、サイトリニューアルのタイミングで計測用のタグの設置を忘れてしまい、しばらく計測データが欠損してしまっていることを集計時に発見した、、などのご経験はありませんか?

計測値のデータ欠損は、マーケティング活動において非常に重要な情報の損失となるため、できるだけ防ぎたいところですよね。

このような場合の対策として、Adobe Analytics のアラート機能をご紹介します。

アラートマネージャー

まずはアラートマネージャーを開きます。

Analyticsコンポーネントアラート

+ 追加」をクリックして、アラートのタイプから「Analytics データアラート」を選択するとアラートビルダーが表示されます。

アラートビルダー

アラートの設定画面はこんな感じです。

タイトル

アラート名を指定します。

時間の精度

チェックタイミングを、1 時間ごと、毎日、毎週または毎月から指定します。

受信者

アラートの送信先を指定します。ユーザー名、グループ、メールアドレスまたは電話番号に送信できます。

有効期限

アラートの有効期限を設定します。

アラートのトリガー

  • トリガーとなる指標を指定します。
  • しきい値を指定します。以下のいずれかの条件にすることができます。
    • 異常値が存在する
    • 異常値が予測より上
    • 異常値が予測より下
    • 異常値超過
    • 以上
    • 以下
    • 変更(%)

※セグメントまたはディメンションなどでフィルターの設定も可能です。

アラートプレビュー

プレビューにより、最近の 30日間でアラートが何回トリガーされたかがわかります。

トリガーされているアラートが多すぎる場合はしきい値を調整します。

まとめ

今回はAdobe Analyticsにおけるアラート機能をご紹介しました。

アラート機能を利用すれば、 比較的簡単な設定でAdobe Analyticsがデータを監視し、 通常と異なる変化が生じたときにすぐにアラートを送信して、計測異常などを早期発見できますので、素早い復旧が可能になります。

是非ご活用ください。

(アラート機能は、Adobe Analytics Prime および Adobe Analytics Ultimate のユーザーのみご利用いただけます)

以上、ご参考になりましたら嬉しく思います。

Implement DigitalではAdobe Analyticsの導入・実装・運用を支援するサービスを提供しています。

ご興味がありましたらお問い合わせください

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