Home » Column » Google Marketing Platform » Google Analyticsのサンプリングデータについて Feb 22 2023 Off Google Analyticsのサンプリングデータについて はじめに あれ?このアナリティクスデータがおかしいような・・・?そんなことを思ったことはありませんか?例えば、セッション数とイベント数を日別でデータを出してみたけど、「なんだか違和感があるな・・・」「設定の不具合かしら・・・?」と思ったことはありませんか? Google Analyticsは実データ!そこに落とし穴が・・・ Google Analyticsのレポートは全て実データから構成されたレポートだと思っていませんか? デフォルトのレポートでは、サンプリングは行われませんが、ある条件になると「サンプリングデータ」となり、実データのレポートではなくなるのです。 その条件とは・・・ UA版 アナリティクス標準版: 選択した期間でプロパティ単位のセッション数が 50 万件以上 アナリティクス 360: 選択した期間でビュー単位のセッション数が 1 億件以上 GA4版 アナリティクス標準版: クエリごとに 1,000 万件のイベント アナリティクス 360: クエリごとに 10 億件のイベント またUA版の場合、上記の条件で無い場合でも、サンプリングになる場合があります。 ・高度なセグメントの適用 ・セカンダリディメンションの追加 ・カスタムレポートの作成と使用 ・日付の比較 ・フィルタされたビュー ・フローレポートでは100,000セッション 例えば、標準レポートにいくつものセグメントを追加して表示した場合、サンプリングされる可能性があります。サンプリングされる理由(概念)は「レポートの表示の高速化」にあると言われています。 レポートが複雑になればなるほどサンプリングになる傾向にあります。 このレポートは、実データかサンプリングデータか では、出したレポートが実データかサンプリングか見分けるためには、以下のマークをチェックして確認して下さい。 ※緑のマークが出ていれば、実データレポート。ここのマークをチェックしましょう GA4版 UA版 最後に 今回はサンプリングデータについて説明しました。 データがおかしいかも?設定がおかしいかも?と感じたら、まずはこのレポートが実データなのかサンプリングデータなのかチェックをしてみて下さい。 サンプリングデータのレポートなのに、設定の不具合だと思って調査時間を使ってしまった・・・のようなことが防げると思いますので、サンプリングデータの存在を知っていることは今後役に立つかと思います。 Implement DigitalではGoogle Tag Manger/Google Analyticsの導入・実装・運用を支援するサービスを提供しています。ご興味がありましたらお問い合わせください。 この記事をシェアする : Post navigation Previous PostPrevious ユニバーサルアナリティクスからGoogle Analytics4への移行についてNext PostNext Smartsheetの承認リクエストを利用したワークフローについて