GA4でコンテンツグループを設定する方法

はじめに

Web運用担当者の皆さまは、日々Google Analyticsでページ毎の分析をされていらっしゃると思います。しかし、ページ毎の分析だけでは見つけられない「サイトの課題」発見に貢献する機能があることをご存知でしょうか?

このページでは、その「サイトの課題」発見の手助けとなる機能「コンテンツグループ」をGA4で設定する方法についてご説明いたします。サイトの新たな課題の発見などのお役に立てれば幸いです。

コンテンツグループの概要

「コンテンツグループ」とは、複数のページをグループ別に分類することが出来る機能です。

GA4での分析は、通常は各々のページ毎のデータのみ表示されますが、コンテンツグループを使い「カテゴリ」や「商品別」など独自のグループに分類することで、より多角的な分析が可能になります。

例えば、アパレル系のECサイトの場合は

  • 「メンズ」「レディース」「ティーンズ」「キッズ」「ベビー」
  • 「アウター」「シャツ」「パンツ」「シューズ」「バッグ」

などが考えられます。ここで「メンズアウター」と「メンズシャツ」を比較して分析したり、「シューズ」内の個々のページを詳細に調査していくことも出来ます。

GA4でコンテンツグループを設定する方法

Googleタグマネージャー経由でコンテンツグループを作成する方法もありますが、本記事では、GA4の管理画面から、イベント>イベントを変更の機能を利用した作成方法について記載します。

イベントの変更の機能を利用することで、すでに収集済みのイベントやパラメータが特定の条件に一致する場合に、イベント名やパラメータ名、パラメータの値を変更したり、新たに追加したりすることが可能となります。

このイベント変更機能で、パラメータ「content_group」を「追加」する方法について紹介いたします。

管理>イベント>イベントを変更>作成

最初は以下のような画面が表示されます。こちらで計測する内容を設定していきます。

以下の画面は、設定内容の例です。

イベントのパラメータの値を変更してコンテンツグループを追加します。

  • 一致する条件 対象とするパラメータ「page_location」が「abc」(第3階層を想定)を含む場合に設定
  • パラメータの変更 「content_group」パラメータに「abc」を記録

上記の設定で、コンテンツグループの「abc」が作成できました。

あとは、計測をしたいコンテンツグループの分類が完了するまで、こちらの設定を繰り返して作成していきます。

こちらの設定例では、条件にイベント名を指定しておりません。そのため、パラメータに「page_location」が含まれるすべてのイベントで、パラメータ「content_group」に値「abc」が含まれるようになります。

まとめ

今回はGA4でコンテンツグループを設定する方法についてご紹介いたしました。

Implement DigitalではGoogle Analytics / Google Tag Manager の導入・実装・運用を支援するサービスを提供しています。

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