まず、Smartsheetにおける「依存関係」とは、あるタスクの開始日または終了日が、他のタスク(先行タスク)の開始日または終了日に影響を受ける関係性を定義する機能です。この関係性を設定することで、タスク間に論理的な順序が生まれ、プロジェクトの現実的な流れをガントチャート上に再現できます。
依存関係タイプ | 略称 | 説明 | 具体例 |
---|---|---|---|
終了 - 開始 (Finish-to-Start) |
FS | 先行タスクが終了したら、後続タスクを開始できる。 |
要件定義」が完了したら、「設計」を開始する。(デフォルト設定) |
開始 - 開始 (Start-to-Start) |
SS | 先行タスクが開始したら、後続タスクを開始できる。 | 「コーディング」の開始と同時に、「テストケース作成」を開始する。 |
終了 - 終了 (Finish-to-Finish) |
FF | 先行タスクが終了したら、後続タスクも終了できる。 | 「システムのテスト」が完了するタイミングで、「マニュアル作成」も完了させる。 |
開始 - 終了 (Start-to-Finish) |
SF | 先行タスクが開始したら、後続タスクを終了できる。 | (使用頻度は低い)交代制のシフト勤務などで、次の担当者が業務を開始したら、前の担当者の業務が終了する。 |
これらのタイプは、「先行タスク」列に「行番号 + 略称」の形式で入力します。例えば、行2のタスクと「開始 – 開始」の関係にしたい場合は、「2SS」と入力します。