Home » Column » Adobe Experience Cloud » Adobe Analyticsのセグメント比較を使用した分析 Jun 02 2022 Off Adobe Analyticsのセグメント比較を使用した分析 Adobe Analyticsでセグメント間の違いを見るけるには非常に時間がかかったり、見逃したりすることがあると思います。今回は、そのセグメント間の違いを自動的に分析するセグメント比較について紹介をします。 セグメント比較とは セグメント比較は、Adobe Analyticsのワークスペースに存在する機能で、セグメント間での違いを、自身がアクセス可能なすべてのディメンション、指標、セグメントを対象に、統計的にかつ自動的に見つけ出してくれる機能です。セグメント同士を比較してスコアリングし、特性を見つけ出すことを全自動で行いますので、非常に便利な機能です。 セグメント比較の使用方法 では、どのように使用するか説明します。 セグメント比較は、Adobe Analyticsのワークスペースからアクセスします。 プロジェクトの左パネルから「セグメント比較」から行います。 比較したいセグメントをパネルにドラッグ&ドロップします。 2の操作をすると自動的に「他の全員」というセグメントが比較側に設定されます。このセグメントを削除して別のセグメントを設定することもできます。 「作成」ボタンで開始をしますが、事前に比較対象から除外したい不要な指標、ディメンション、セグメントを、除外設定することをおすすめします。自身がアクセス可能な全ての指標、ディメンション、セグメントを対象に比較を行いますので、比較に不要なものまで含まれてきます。 除外設定は、「詳細設定を表示」から行います。除外したい指標、ディメンション、セグメントをドラッグ&ドロップすることで 設定できます。「デフォルトとして設定」をしておくと次回以降この設定がデフォルトになります。 「作成」で自動分析を開始します。実行には数分かかる場合があります。 比較できる項目 セグメント比較では、以下の分析結果を自動的に表示します。上位指標、上位ディメンション、上位セグメントには差異スコアがあり、差異スコアは0から1の間の値で、0は差異がないことを表し、1は大きな差異があることを意味します。 サイズと重複母集団の概要上位指標セグメント別の経時的な指標上位ディメンションセグメント別のディメンション項目上位セグメントセグメントの重複 上位指標、上位ディメンション、上位セグメントには差異スコアがあり、差異スコアは0から1の間の値で、0は差異がないことを表し、1は大きな差異があることを意味します。以下のような分析結果が自動表示されます。 セグメント比較の使用例 使用例として、以下のようなことができます。 比較セグメント使用例(1)セグメント1:リファラータイプ=検索エンジンのヒット セグメント2:他の全員 検索エンジンからの流入と他の流入との比較によるサイト回遊の違いを分析 比較セグメント使用例(2)セグメント1:Aサイトの訪問者 セグメント2:Bサイトの訪問者 異なるサイトでの流入/回遊/離脱の違いを分析 比較セグメント使用例(3)セグメント1:PCの訪問者 セグメント2:スマホの訪問者 異なるデバイスでの行動の違いを分析 まとめ 実はかなり前にリリースされた機能ですが、使われていない方も多いと思います。一度試してみてください。Implement DigitalではAdobe Analyticsの分析を支援するサービスを提供しています。ご興味がありましたらお問い合わせください。 この記事をシェアする : Post navigation Previous PostPrevious Google Tag Managerの自動イベント変数を利用して外部リンクのクリック数を計測する方法Next PostNext Adobe Targetプロファイルスクリプト命令数エラーを回避する